10/1~10/31まで、『鶴屋八幡』で販売していた上生菓子「山路(やまじ)」のレビューです。
鶴屋八幡(つるやはちまん)
鶴屋八幡は、初代の奉公先であった元禄年間創業の「虎屋大和大掾藤原伊織」と言う上方の有名老舗菓子店の製法を継承し、文久三年(1863)大阪高麗橋に暖簾を掲げ今日まで和菓子一筋に歩んでまいりました。
引用:TOP | 鶴屋八幡
1863年に創業された超老舗の大阪の和菓子屋さんです。
上生菓子のほか、「百楽(ひゃくらく)」という最中や「舞鶴(まいづる)」といったどら焼きなどを販売されています。
鶴屋八幡│公式HP
公式HP:
山路(やまじ)
山路│公式商品紹介
◎山路
月餅で栗あんを包み、秋の情景を映しました。
販売期間 10/1〜10/31
月餅?
…これは、「げっぺい」ではないと思うので「つきもち」と読むのかな?
「つきもち」ってなんだ?
ちなみに、生地は「外郎(ういろう)」だと思うのですが、「外郎」を「月餅」と言ったりするんでしょうか?ネットで調べても分かりませんでした。
「外郎(ういろう)」については、後ほど解説を入れさせていただきます。
公式商品紹介ページ:
https://www.instagram.com/p/DPoFNt2Ej1N/
山路│お菓子のサイズ・価格・消費期限

お菓子のサイズ:縦4.7cm×横4.5cm×厚さ2.6cm ※サイズは約です
価格:1個 税込454円
消費期限:購入したお菓子の日持ちは2日間(購入日含む)ありました

お菓子のモデルになった栗のイメージ画像です。
山路│カットしてみます

外の生地は外郎(ういろう)です。
栗の形の下の部分は、けしの実がついています。
中身は栗餡を包んでいます。多分、白餡が入っているのではないかと思います。
上記の説明は、私の所感です。
栞や説明書きなどは無いのでひょっとしたら間違っているかもしれません。多分合っていると思うのですが。
外郎(ういろう)とは
外郎は蒸してつくる和菓子です。
上生菓子では生地に使われることが多いです。
名古屋や山口でお土産として販売されている「外郎」の材料やつくり方を詳しく存じ上げていないのですが、上生菓子の生地としてつかわれる外郎は、米粉と砂糖でつくられることが多いです。片栗粉などを少し入れる場合もあります。
米粉は、うるち米の粉(上用粉や上新粉)と、もち米の粉(餅粉)を使います。
米粉の比率は上用粉 7:餅粉 3や、上用粉 8:餅粉 2などの比率で配合します。
お店によって配合はまちまちです。
餅粉が多い方が生地は柔らかくなります。
つくり方はシンプルで、米粉、砂糖を混ぜて水で溶いて、流動性のある物質にしてから蒸し器にかけて蒸し上げて出来上がりです。
分かりやすく解説してみましたが、和菓子は粉の分類がわけわからん(名前も似ている)ので結構とっつきにくいと思います。
山路│いただきます!
いただきます!
もぐ…。
もちもちした食感の生地。
お米の風味を感じます。
ぷちぷちとしたけしの実の食感がアクセントを加えてくれます。
白餡が混ざっていると思うのですが栗餡は少し栗の風味が薄いです。抹茶を飲むときはこの位の風味の方が良いのかもしれません。