読みやすいように一部を2024年の内容に書き直しました
こんにちは。
お菓子好きデザイナーの鹿です。
最近、洋菓子ばかりアップしていたのでそろそろ「冬至(とうじ)」ということで、柚子のお菓子を買ってきました。
『冬至に柚子』と言いますが、何で『冬至に柚子』なのか分かっていないので、冬至のいわれなども色々書いてみようと思います。
「いろいろ書いてみようと思います」。と書いてみましたが、全然詳しくないのでお菓子の紹介以外は国の機関や辞書、出どころの分かるネット情報に頼ろうと思います。
冬至(とうじ)
冬至とは?
早速、国の機関に頼りました。
二十四節気一覧(冬)
冬至 (とうじ) 昼が一年中で一番短くなる
ということで、冬至は「一年中で昼が一番短い日」です。
二十四節季とは?
二十四節季(にじゅうしせっき)という言葉が出てきたので二十四節季も記載してありましたので引用すると
二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。また、閏月を設ける基準とされており、中気のない月を閏月としていた。全体を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けて、節気(せっき)と中気(ちゅうき)を交互に配している。
簡単にまとめると、春夏秋冬の4つの季節をさらに6つに分けて「1年を24に区切ったもの」。約15日間ごとに分けられているようです。
2024年の冬至はいつ?
2024年の冬至は12月21日(土)です。
国立天文台のページをみると
冬至
太陽黄経:270度
中央標準時:12月21日 18時21分
時間も決まっているようです。
なお、毎年12月21日というわけではなく、2023年は12月22日でした。
なぜ冬至に柚子なのか?
冬至に柚子の理由
冬至とは生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日であることから、「死に最も近い日」と考えられ、恐れられてきた。一方で、この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられていた。この考えが「一陽来復(いちようらいふく)」というもので、衰運をあらため幸運へと向かうみそぎの意味合いで柚子湯に浸かる風習がある。
寒い日はお風呂に入ると生き返ります。
他には
冬至は、湯につかって病気を治す湯治(とうじ)と言葉をかけています。ユズは融通(ゆうずう)が利くようにという願いが込められています。
まさかのダジャレ説。
「融通が利(き)く」とは
「融通が利く」には、「物事に対して臨機応変にうまく対処できる」と「お金に困っていない。金銭的余裕があり相手に貸すことができる」という2つの意味があります。
「うまいことやっている」。ということだと思います。
黄柚子は旬の季節です
旬 │ 8月~9月は「青ゆず」、11月~2月は「黄ゆず」
11月は黄柚子が丁度旬をむかえているようです。
季節的にも柚子を使うのは良い時期です。
冬至と柚子の説明は以上になります。
鶴屋吉信の柚餅(ゆうもち)
購入したのは鶴屋吉信の柚餅です。
鶴屋吉信
公式HP
享和3年(1803年)に創業した、京都の老舗和菓子店。
開けていきます
1個だけの購入ですが、小袋に入れて渡していただきました。
阪神梅田本店で購入しました。
ちなみに、鶴屋吉信は『冬至に「柚餅」』と公式オンラインショップでもアップされています。
公式オンラインショップ:冬至に「柚餅」
取り出します
値段・賞味期限
一番小さいサイズを買いました。
価格:税込540円。
賞味期限:購入したお菓子の日持ちは15日間(購入日含む)でした。
公式には、製造日を起点とした未開封状態でのおおよその目安として「日保ち 20日」と記載があります。
カロリー:100gあたり305kcal
袋からお菓子を取り出します
プラスチックのカップに入っています。
雲龍紙柄のフィルムで包装されています。
フィルムを開けます
青柚子をイメージした緑色のお餅です。
周りのベージュっぽいかたまりは和三盆糖です。
器に出していただきます!
いただきます!
もぐもぐ…
おいしい!!
口の中が喜ぶちょうど良い弾力のお餅と、噛むたびに広がる柚子のさわやかな風味。
酸味は余り感じられず、柚子だと酸っぱそうという方でも全然いける味です。
和三盆糖のやわらかい甘みがお餅と柚子に調和していていくつでも食べられそうです。
これは止まらなくなるやつです。
柚餅の美味しさが画面で少しでも伝わるように割った画像をアップいたします。
割った時のツヤツヤ感。
もちもちとした食感は、例えが良いのかどうか分かりませんが果汁感のある「グミ」のような味わいです。
公式サイトによると、柚餅は誕生して150年だそうです。
150年!!
そんなに昔からこのお菓子はあったんですね!
日本版果汁グミ。と言いますかグミより全然歴史があります。
おいしい!とまらない。
全部食べてしまいそうなので、お皿に出して置いておきます。
お菓子をカップから取り出すと
和三盆糖が残ります。
もったいない…。和三盆糖処理問題。
和三盆糖は、
やわらかな柚餅にふんだんにまぶされているのは手間暇をかけてつくられる希少な国産砂糖、徳島県産「阿波和三盆糖」。
引用:柚餅 | 餅菓子 | 京菓匠 鶴屋吉信の和菓子 - 鶴屋吉信公式サイト
これは捨ててしまうのはもったいない。
と、思い
ブラックコーヒーに入れて全部いただきました。
風味については好みが分かれるかもしれません。
柚餅が購入できる場所
鶴屋吉信の店舗、全国有名百貨店、公式オンラインショップ:公式オンラインショップ | 鶴屋吉信の公式通販の他、楽天市場でも購入できます。
このお菓子の良かった点と気になる点
個人的な主観が入っていますが、このお菓子の良かった点と気になる点のまとめになります。
良かった点
- 小さいサイズなので一人用でも複数人でも食べることができます。
- 和菓子が好きな方ならほぼどなたへの手土産でも安心して持っていくことが出来ると思います。(柑橘系が苦手、餅が苦手という方は除く)
特に和菓子は餡が苦手、粒餡が苦手という方もおられるのでそういった方への手土産にもつかえます。 - お菓子が出来てから150年の味わい深い風味を楽しめます。
- 日本の風習、冬至に合わせて食べることで邪気払いが出来た気がします。
気になる点
- 残った和三盆がもったいない。
以上が、鶴屋吉信で購入した「柚餅(ゆうもち)」の紹介になります。
手土産や自分用などのシーンに合わせてご参考にしていただけると嬉しいです。